大町周辺 鍬ノ峰(16m) 2015年9月26日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 6:17 登山口−−6:38 送電鉄塔−−7:48 鍬ノ峰−−8:23 送電鉄塔−−8:32 登山口

場所長野県大町市
年月日2015年9月26日 日帰り
天候曇及び霧
山行種類一般登山
交通手段マイカー
駐車場登山口付近に駐車場あり
登山道の有無あり
籔の有無送電鉄塔以降は登山道両側から笹が被る
危険個所の有無無し
山頂の展望たぶんあり。今回はガスのため無し
GPSトラックログ
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コメント餓鬼岳白沢登山口のさらに奥に登山口あり。途中までは送電線巡視路兼用で良好な整備状況だが、送電鉄塔を過ぎると道が細くなり両側から笹が被るようになり、笹が濡れているときは雨具必携。山頂は開けた場所で展望が良さそうだったが、今回はガスの中で何も見えなかった




登山口少し奥の駐車場 登山口兼送電線巡視路入口
良好な道が続く 送電鉄塔到着
鉄塔より先は笹が被る 岩を巻く個所。さほど危険ではない
ガスに突入。濡れた笹がゴアを濡らす 鍬ノ峰山頂。ガスで展望なし
鍬ノ峰山頂の360度展望写真。木の高さは低く晴れていればたぶん大展望。
登山口到着


 大町西部、餓鬼岳白沢登山口の近くにある標高1600m強の山。ネットで調べると登山道がある山で展望がいいらしい。お手軽登山にちょうどいいと考えていた山で、長野引越し後に1日だけ使って登るのにピッタリと思われた。天気予報もイマイチであり、藪山ではなく道がある山にした理由でもある。ネットで登山口の情報を調査してから出かけた。

 長野から大町市街まで約1時間。そこから30分ほどで林道脇の登山口へ到着。餓鬼岳への案内がいい目印となる。餓鬼岳登山口を通過してなおも舗装された林道を進み2つ目の橋が登山口で、そのすぐ先に駐車場があった。天気はイマイチ、雨は落ちていないが山は雲の中に隠れてしまっている。おそらく山頂はガスって何も見えないだろう。

 地形図には道の記載はないが、山頂南側山麓を通る送電線鉄塔がある尾根上に登山道がある。そして登山道は途中まで送電線巡視路を利用する。出だしの尾根末端から急な登りが始まるがここは階段等が整備されて歩きやすい立派な登山道だった。

 尾根の途中、標高1240m地点に送電鉄塔があり、この先から急に道が悪くなる。登山道はあるのだが刈り払いされておらず両側から笹がはみ出している。笹が乾いていれば問題はないが、今は昨夜までの雨で盛大に濡れている。ロングスパッツでは間に合わない丈なので久しぶりにゴアのズボンを着用。しかし今履いている登山靴はゴアが劣化し(たぶん亀裂が多数入っている)防水がへたっているので、ゴアのズボンから落ちてきた水で靴の中までびしょ濡れになってしまうだろう。こんな状況と分かっていたらまだ防水性がある靴を履いてきたのだが。

 登山道分からなくなるような笹のレベルではないので迷う心配はないが、濡れた笹の中を進むのは不快だ。それに昨日から風邪気味で少々体調が悪く、体が濡れるのは今回は避けたい心境だ。笹の高さは腰くらいなのでゴアの上着は着なかったが、木が張り出したところでは上半身、特に肩の辺りが濡れてしまう。上もゴアを着ればいいが、登りでは汗をかくので今度は汗で蒸れて濡れてしまう。今日は日差しはなく気温は低いが登りではそれなりに体温が上がって汗は出る。

 やがて雲の中に突入。ここでガスっているのだから北アルプスはどこも今日はガスかな。南の方ほど前線に近いからこの付近はまだマシな方かもしれない。雨が降ってないだけでも有難い。

 ガスなので周囲の光景は何も見えず、続くのは緑の笹のみ。ウェストポーチも笹で濡れてデジカメ表面も濡れてしまっていた。デジカメが湿気で故障しなければいいがと心配になる。おかげで写真撮影枚数は少なかった。

 手も濡れてポケットの地形図(プリンタで印刷したもの)を出すと紙が破れてしまうし面倒なので地図は一度も出さず、途中の地形がわからないまま歩いたので現在位置の把握ができなかった。ただし高度計の表示で山頂までの高度差は分かり、尾根はほぼ一本調子の登りのはずなのでおよその進捗状況はわかる。

 傾斜が緩まって山頂かと思ったらまだ奥へと進む。最後の一登りで樹林が開けた広場に到着。ここが鍬ノ峰山頂だった。周囲の木の高さは低いので晴れていれば餓鬼岳や烏帽子岳など北ア東端の山々が近くに見えるのだろうが今はガスで真っ白。日差しもなく寒いし腹も減っていないので写真撮影を終えてすぐに下山開始。

 帰りは往路で自分自身がやった「露払い」で笹の濡れ方は減っているはずだが、笹が乾いたわけではないのでさらに水滴が付き、とうとう靴下まで濡れるのを感じた。もうこの登山靴はこんな条件では使えないな。もしくはゴア靴なのにワックスをたっぷり塗って表面で水をはじくようにするしかない。ただ、これをやると通気性が無くなるのでゴアの意味なし。靴底の磨耗も激しいし今シーズンで引退かな。

 送電鉄塔でやっと笹から開放されてほっとする。登山口まで下ってもすれ違った人は皆無。駐車場も私の車以外は無し。この天気だしなぁ。濡れた衣服を着替えてさっぱりする。やはり体調は思わしくない。

 着替えて車に乗り込み下っていくと、餓鬼岳登山口には3台ほどの車あり。残念ながらガスの中だろう。ただし天気は回復傾向のはずで明日は晴れるかもしれない。

 

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